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令和4年第4回定例会一般質問(2022年12月)

  • 執筆者の写真: 祐介 湊
    祐介 湊
  • 2023年12月2日
  • 読了時間: 6分

■サフォークブランドのブランディングについてお聞きします。 士別市をこれまで訪れたときに、国道40号沿いの看板やマンホールなどから、サフォークラ ンド士別、サフォーク羊がたくさんいるまちなのだろう、そして、羊飼いの家から見る風景を 見たときに、北海道へ来たんだなと思っていました。御縁があり、今こうして市議としてまち づくりに関われることに感謝しておりますが、合宿のまちづくりと羊のまちづくり、この2つ は地方再生や地域おこしの核となるものを感じております。 その中で、今の士別をさらにアピールさせていくには3つの取組が必要だと感じています。 合宿者も踏まえて、観光客が当地に訪れたときにできること、士別市にしかない特徴的なも のがあると発信しやすいと感じました。羊の体験、農の体験、食の体験など、そうした五感を 刺激する体験型観光を充実させていくこと、こちらが1つ目に必要なことと感じております。 2つ目に、情報発信を踏まえて、地場産品がどのようなものがあるのか御紹介するパンフレ ットや動画なども必要ですし、さらなる付加価値を出すといいますか、地域の新たな特産品を 生み出す仕組み、そうしたものも必要だと感じております。 3つ目に、スポーツ合宿の聖地として知名度を上げていくためにも、今ある観光資源や地域 資源の掘り起こしを行いながら、士別らしいモニュメント、いわゆる映えスポットというか、 士別といえばこの場所で写真を撮るような、訪れた人が楽しめる場所が必要だと感じておりま す。私ごとでございますが、合宿者や知人に士別を案内する際に、羊と雲の丘観光に伺ったと き、あの雄大な景色もさることながら、羊が放牧されている場所に子供が走り回る風景を見ま した。こんなにもきれいで美しい場所があるんだと、ある種の感動といいますか、牧歌的な風 景に癒やしを感じました。 令和4年度市政執行方針の魅力と活気あふれるまちづくりの分野の中で、綿羊振興、士別サ フォークラムのさらなるブランディングを進めるとありますが、このブランディングの効果は どのようになっているのか。2年度に策定した、羊のまち士別サフォークラムブランディング では、商品開発、販売戦術、広告宣伝をまちづくり士別株式会社が請け負うこととなっており ます。3年5月には、道の駅侍・しべつがオープンし、多くの方がこの施設を訪れているとの ことです。そこで、このブランディングの効果はどのようなものがあるか教えていただき、こ の質問を終わりたいと思います


<士別市からの回答>

市長(渡辺英次君)

ただいま湊議員から、観光機能強化について御提言がありました。 新型コロナ感染症拡大に伴い、観光による受入れが縮小傾向となり、本年10月には、国外か らの観光客受入れの再開や国が実施する全国旅行支援など、観光を取り巻く環境は変化しつつ あるところです。そこで、議員お話しの本市をさらにアピールする3つの取組についてです。 まず、体験型観光の充実は、国内に目を向けても、アクティビティー、文化交流、自然との 触れ合いのうち、複数の要素を持つアドベンチャートラベルが主流となっています。本市では、 冬のアクティビティーとしてスノーモビルランドの実施が上げられますが、体験型観光として のメニューは現状では見当たりません。 そうした中、士別観光協会では関係団体と連携をし、地域の稼げる看板商品創出事業により、 ツアー造成の企画を模索しているところです。その内容は、新たな観光体験プログラムや羊毛 製品の製作体験など、羊をキーワードとした体験型観光について検討をしているところです。

本市においては、天塩岳や天塩川など、都市にはない手つかずの自然がたくさんあることや、 主要産業は農業であることから、今後においても、観光協会や関係団体とともに、本市独自の 魅力を盛り込んだ体験型観光の強化を図ってまいります。 次に、情報発信では、本市を知ってもらい、認知していただき、そして選んでいただくこと が重要であると考えています。そのためには、雑誌などの紙媒体での情報発信に加え、デジタ ルサイネージによる動画や、SNS、ウェブ広告等を活用したデジタルでの発信が道内外への 多くの方々へPRに有効であると考えています。 あわせて、付加価値の高い新たな商品の開発についてもお話がありました。 これについては、行政と民間事業者が力を合わせた取組が重要であると認識をしており、そ れぞれの役割を生かすことで、よりよい仕組みづくりにつながるよう期待をするところです。 次に、いわゆる映えスポットについてです。 本市の観光の拠点として、羊と雲の丘では、まち並みを見渡せる展望台や牧歌的な風景が広 がるほか、近年では地域おこし協力隊が中心となり、牧草ロールのラッピングに羊の顔を描い て世界のめん羊館の前に飾っておくなど、映えスポットとなるような工夫もされているところ です。 次に、ブランディングの効果についてです。 昨年、道の駅「羊のまち 侍・しべつ」がオープンし、来館者が約34万人に上りました。夏 には屋外で来館者の目の前でラム串を焼いて販売したほか、ラム肉を練り込んだラムコロッケ や、羊の形を模したおやき、その他、市内各店舗によるオリジナルジンギスカンや、羊毛、羊 製品等サフォークに関するあらゆる商品を一元的に販売することで、市外からの来館者に対す る本市のPRになっていると感じており、一定程度の効果を上げているものと認識をしていま す。 次に、羊肉を用いた特産品づくりについてです。 これまでに市民団体が商品開発した羊籠包とライスバーガーのほか、まちづくり士別株式会 社が商品化したオリジナルジンギスカンラムジン、ラムコロッケを道の駅で販売しています。 また、それ以外にも市内飲食店でオリジナルメニューを開発していると伺っているところです。 これら特産品の売上げ状況については、個人事業者が販売を行っていることもあり、全てを把 握することは難しいところではありますが、市外、道外でのイベントで販売をしている羊籠包 やライスバーガーは購入された方から好評であると伺っています。 アフターコロナを見据え、インバウンドを含めた国や地方における観光は、今後一層競争が 激化することが予想されます。湊議員からの御提言を受け、本市観光のより一層の機能強化を 図ってまいります。

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