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令和5年第4回定例会(2023年12月)

  • 執筆者の写真: 祐介 湊
    祐介 湊
  • 2024年7月23日
  • 読了時間: 7分

■令和5年第4回定例会に当たり一般質問いたします。 通告では2つの質問を用意しておりましたが、2つ目の項目、地域の魅力を伝える事業の取 組の評価及び今後の方針についてを取り下げます。 それではまず、士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の今後の方針についてお伺いいたし ます。 2015年、平成27年に士別市が最初の士別市まち・ひと・しごと総合戦略を策定され、2020年 には第2期のさきの戦略が改定され運用されているところですが、率直な基本方針についてお 伺いしたいと考えております。


■戦略において、第1期においては2060年には8,110人、第2期においては2060年には6,227人、 第1期においては、人口ビジョンにおける将来展望を踏まえ、計画期間内での取組成果を考慮 し、1万9,500人としています。第2期においては、人口ビジョンにおける将来展望を踏まえ、 計画期間内での取組成果を考慮し、1万7,800人とされておりました。その戦略の総括会議が 去る8月25日に開催され、KPIによる数値目標が公開されました。その数値目標に対して執 行していくための方策を練りながら頭を悩ませているものと推察いたします。 私は今38歳ですけれども、私たち世代については、日本経済に対する不安、今後の老後の不 安、地域の未来に対して不安を抱えています。そこで、質問の1つとしては、人口減少の確認 についてでございますが、もちろん歳入歳出でも、少子高齢化が進行していきますと、歳入は 減り歳出は増えるという側面があると存じていますが、士別市の財政的な問題も増えて不安に 感じる部分もありますので、現時点で人口ビジョンを下回っていることに対してどのように認 識しているかをお伺いいたします。


■次に、本年8月に開催されたさきの会議において、KPI、重要実績評価に対する数値目標 に対する認識は公開されておりますが、重要目標達成指数についてお知らせください。 また、去る6月1日には士別市成長戦略事業地域経済循環分析が公表されました。その結果を踏まえて、今後の市政運動をされていくのだろうなと推測されます。 さきに戦略のお話をしましたが、KPIによる数値目標を達成していくための件については 一定の進捗があることが分かりましたが、その基本となる重要目標達成指数の設定が分かりに くくなっているような気がしております。 ■どういうまちづくりをしていくのか、どういう経営 をしていくのか、これまでの市政運動において、幾つかの事業については経費を捻出して市場に投入して、採算性が合わないために見送りをしている事例があったりするものと、そうした 商品や調査結果を公表していく士別市の姿勢について高く評価しております。 ■その公表を受けて、士別市民の一人、地域外に暮らす多くの士別にゆかりのある方へ、ファ ンの皆様の元へ届くきっかけになると考えております。事業アセスメントではございませんが、 そうした計画の一つ一つを改めて再点検、再検討していくプロセスがあってもよいのかと考えております。 ただし、士別市財政健全化実行計画のさなか、単費においてどの公共事業に着手していくの か、私たちは果たしてチェック機能が足り得るものなのか、この地域創生時代において後世に 何を残していくのか、今後の負の遺産と呼ばれないよう仕組みづくりをしていくためにも、前担当者が頭を悩ませて計画したプランを現担当者が事業の再検討を定期的に見直し、運用して いくことが必要と感じております。 以上でありますが、本市の見解をお伺いし、この質問を終わりたいと思います。よろしくお 願いします。 (降壇)


<士別市からの回答>

○市長(渡辺英次君)(登壇) 湊議員の御質問にお答えいたします。

初めに、本市の人口に対する認識についてです。

本市では、令和2年度から7年間を計画期間とする第2期士別市まち・ひと・しごと創生総 合戦略を策定しています。

本計画では、本市の目指すべき将来の姿として、農業未来都市創造、 合宿の聖地創造、まちの未らい創造を地方創生の3つの柱に定めるとともに、本市の人口ビジ ョンについては、子育て環境の充実や健康づくりによる健康長寿などの取組成果と国の人口ビ ジョンなどを考慮し、8年度における目標人口を1万7,800人と展望しています。

しかしながら、議員からお話のあったとおり、本年11月末現在における本市の人口は1万 6,897人であり、8年度の目標人口を下回っている状況にあることは本市として大きな課題で あると認識をしています。 このような中、中学生以下の医療費無料化などの子育て支援に継続して取り組むとともに、 近年では移住定住対策につながる企業フォローアップ・経営支援事業や奨学金返還支援事業も 新たに実施をしてきたところです。

人口ビジョンについては、次年度から策定の準備を進める 次期総合計画に併せて1年前倒しで見直す考えです。 次に、KGIの設定についてです。

KGIとは、キーゴールインジケーターの略であり、一般的には重要目標達成指標として訳され、民間企業で最終目標を定量的に評価する指標として活用されています。

本市の総合戦略では、重点プロジェクトである、まちの未らい創造では合計特殊出生率や交 流人口、農業未来都市創造においては農家戸数など、各重点プロジェクトごとに計画期間内で 達成すべき数値目標を設定していますが、これらの数値目標は各年度において目指すべき最終 的な目標であることから、計画期間の最終年度における数値目標が民間企業で用いられるKG Iと同様のものであると認識をしているところです。

今後においても他の地方都市と同様、少子高齢化や人口減少が続くことは想定されますが、 その要因を的確に見極め、地方自治体として取り組むべきことをしっかりと推進していくこと に併せ、国の責任において取り組むべきことはしっかりと国に声を上げながら、効果のある制 度の創設をしていただけるよう、お願いをしてまいる所存です。 以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)


○3番(湊 祐介君) 人口ビジョンに対する認識については再確認させていただきました。 再質問になるのか、提案になるのかというところではあるんですけれども、私自身、地域で 事業だったりイベント等参加している中で、なかなか皆さんと目標とするところが伝わり切れていないような気がしていまして、士別市として実際に何を目標というか、特徴あるものを目指しているのかというのが、なかなか私のほうでも考えづらいような気がしております。 今までには、私の考えになるかもしれないんですけれども、今あるキーワードを、何となくですけれども、ここ数年使い回しにしているような気がしているのと、同じ言葉やビジョンになっているのかなというところで、もう少し、地域関係者以外の方だったりとか、今までの背景やジレンマとかに捉われないような活発的な意見を出し合う場などを設けることも考えていくのも一つの方法ではないかと思っておりますが、その辺に対して御意見いただければと思います。


○総務部長(大橋雅民君) 湊議員の再質問にお答えいたします。

本市の特徴、今、分かりづらいという御指摘ありました。

総合戦略の中では、まちの未らい創造、それから農業、合宿に特化したような施策を考え、推進しているところです。 総合計画のほうでは、まちの個性という位置づけの中で、そのまちの個性を磨きながらまち づくりを進めていくという組立てになっていっているところです。 来年度から総合計画の策定が始まります。総合計画の策定に当たっては、一つのポイントとして、いろいろな人の意見を聞いていく、市民、市外の方、そういったことが一つのポイント になろうかと思います。できるものについては総合計画の中に反映をしていくといったような 作業になります。 ちょっとお答えになっているかどうか分かりませんけれども、湊議員の今御提案にあった多くの関係者の方々の御意見を伺いながら次期総合計画の策定を進めていきたいと思っていますし、市民の方に分かりやすいような形で計画を策定していければなと思っているところです。 以上です。



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